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では、溝田氏にとってクルマニンゲンの考える「クラブ・スポーツ」コンセプトをどう捉え、実現する上で何が必要と考えるのであろうか?
「クルマニンゲンさんとは一緒に色々な仕事をしてきましたが、今回のCSコンセプトはなかなか興味深いですよ。以前、一緒に作ったアリスト(クルマニンゲン1号)は確かに町乗りできましたけどターゲットがターゲットでしたから(笑)。正直、不自由な部分がたくさんありましたよね。しかし、今回のCSコンセプトはまず“町乗り”ありき。クルマ本来の使用目的を第一義的に考えていますよね。なおかつサーキット走行も十分に対応できると、なんとも贅沢なコンセプトですね(笑)。サーキット用とお買い物用とクルマを2台持てるならそれにこしたことはないですが現実問題、厳しいですよね。そう考えるとやりがいのあるプロジェクトです。また実現をする上ではまず目標を決めなければなりません。良いモデル(仮想ライバル)を置いて、それを上回るにはどうすればよいのかを考えるのがもっとも最短と言えるでしょう。その中で私が提案したい良いモデルは最新モデルのZ33です。」
良いモデルを最新のZ33(HRエンジンを載せた)!クルマニンゲンスタッフはちょっと驚きである。
「確かに排気量、ボディの大きさから考えるとすぐ思いつくのは“ポルシェ”でしょう。その中でもNAモデル最強の“GT3”が考えられます。しかし、Z33はもともと手軽にスポーツカーをというZの父ミスターKこと片山氏の発想から生まれています。しかし“ポルシェ”は手軽という領域を超えた究極のスポーツカーとして生まれてきています。だからZ33を“GT3”に近づけようとすれば多分“GT3”が買えちゃうんだと思います。また最新モデルのZ33はHR型のエンジンを積み、オーバー300psを達成しています。そのなかでもスポーツモデルとして“バージョンNISMO”がカタログモデルとして発売され、一説では箱だしで筑波を1分5秒で走ると聞いています。初期型のZ33にお乗りの方はちょっとがっかりされたでしょうね。“同じZ33なのにまるで別のクルマじゃないか”って。だからこのクルマニンゲンZ33は初期型であることから、最新型のZ33より乗り心地が良く、サーキットも速いというのがひとつの区切りとなるでしょう。」
なるほど最新型のZ33にはレブリミットが7500rpm(初期型は6600)と引き上げられ、最高出力も313psとまさにスポーツカーのスペックが与えられている。Z33はイヤーモデル制という毎年マイナーチェンジが行われているが、最新型は正直フルモデルチェンジと同等の変化だ。少なくとも初期型であれ、これからクルマを作っていくからには最新型のスペックは上回らなければならない。しかも上質で…。
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